どうも、2代目です。
弊社にある古着を改めて見直してみると・・・
表側はFlat Seamerと同様で裏側が・・・???
色々調べるうちに辿り着くミシンがあります。
Willcox & Gibbs "FLATLOCK"
このミシンはFlat Seamerより古いミシンの様です。
まだ詳しく調べられておりません。資料も乏しい。
縫製糸を同時に9本も使うミシンでかなり堅牢な縫い上がりになます。
縫製の品質は50年以上前の古着が物語ってくれている通りとても堅牢。
裏側のステッチはよくもこんな細い針巾に4本の独立ルーパーで・・・解けるの???って具合。
このミシンを作った時代にはPCやCADも無く、データだってPDFでメール添付なんて出来ず。
技術者・職人・設計者が皆で作り上げたのでしょう。
青焼き設計図を取り囲み色んな人々が激しくぶつかり、喧嘩もし、知恵を出し合い、認め合い、色んな工夫や作りこみを行い作り出したのだろう。
なんという情熱でしょうか・・・ただただ心を激しくユサブラレマス!!
このミシンを見ていると根拠も無く熱い想いが込み上げます。
現代の僕たちももっと深化を遂げる事ができる!!!! って。
どうも、2代目です。
こんな言葉遊びを真面目に考えて掘り下げております。
進化・・・物事が次第に発達していくこと。
深化・・・物事の程度が、深まること。また、深めること。
読み方が同じ『シンカ』でも意味は違う。
どちらを選ぶか??
"深化"を選んで参ります!!!
『 莫大小(メリヤス) 』は奥が深く面白い世界。
ある意味では進化の限界というか頭打ちがきている様にも思えるのです。
で、あれば。
深化・・・物事の程度が、深まること。また、深めること。
を大切に物作りを行うべきかと。
中村縫製は深化というよりは懐古主義とも言えるかも知れませんが・・・
この様な古いミシンを手に入れてニヤニヤしていれば尚の事、懐古主義となるでしょう・・・
ですが誰がなんと言おうと"深化"っと胸を張るのでございます!!!!